歳を取ってきて
シャンプーもいつもより短い時間で
終わりにしないと体力が持たずに
足がカクっとなってしまう。
周りでドタバタする動きをあまり好まず、
でもみんなと同じスペースにいたくて。
ゆっくり、のんびり過ごしたい…
…の日々。
カイに育てられたノアは、
大きくなっても
カイの側にいきたくて
でも、カイちゃんは
ひとりでゆっくり寝たいのを知ってるから
いつも
少し距離を取って見守る
でもやっぱり側にいたくて、
カイの視界に必死に入る。
本当はピッタリくっついて
寝たいけど、
耳が聞こえないカイが
眠っているときに
突然行くとびっくりしちゃうから…
少しだけ距離をとって、
でも少しだけ近くにいる。
天気がいい日は、
本当は一緒に日向ぼっこしたくて、
本当は……
でも、ピタっとくっついたら、
きっと立ち上がって行ってしまうから
尻尾を何度も左右に動かして
さわってみる。
そしたらなんとなく
もうちょっと行ける気がして
今度は、
体を伸ばすフリして
手を伸ばす
せめて
肉球だけでもカイの側に置きたくて
そーーっと…
カイの事が大好きだから、
ノアは自分で一生懸命考えて、
カイが嫌がらない程度の距離を保つ。
そんなノアに見守られながら
ゆっくり歳を重ねています。
↑このページのトップヘ