もう…



歩くのに疲れてた…。







そんなある日
家の中に入れられた。

体力もなかったし
ここで
少し休むことにした。





この家には犬がいて


黙っていても
エサが出てきた。


体力回復には
ちょうどいい。




はじめの数日は
この中に居ろといわれ


冗談じゃないと

暴れてやった


そのうちに
出ていいと言われたが、



みんな敵かもしれない…





常に逃げれる体制でいたが…





いつも監視役がついていた

まさか…








監禁されたのか?









ここの家主は

アホで

猫を知らないらしい。



猫らしいことを見せるだけで
手をたたいて喜んでいる



そして
エサをこんもりと
ふやかしやがる


ふやかしてる間は
ここで待てと言われ、


命令される筋合いはないと
思っていたが






待ってしまう自分がいた





トイレの決まりだけは守ってやった

そのうち


なぜだか
口が痛くなり
食べれなくなった…



なんども病院とやらに
連れていかれた。






そして
しつこい家主は


しきりに
遊びたがった

初めは無視していたが


家主が作った
鶏の首に紐がついた




なんともシュールな物に
つい反応してしまった


なんだか

だんだん


体が楽になってきて

やっぱり監禁されているんだと
気づき、



今度は

脱走を試みることにした




夕方になる度に

脱走ルートを確認
毎日 夜中に実行しているのに





ここの家主は

わざわざ電気をつけ



「あきらめなさい(-.-)」と言いにきた。


そんなことを毎日していたら 




また

病院に連れていかれた




眠らされ、

目が覚めてみたら
いつのまにか
外に出たい気分が
和らいでいた。


口の痛みも消えていた。






外は

覗く程度で丁度いい

そういえば


ここの犬はよく話しかけてきた




家主は 
温かい家族を見つけてくれる
と言った。






あー、




そうか






これは監禁じゃないのか…





軟禁か⁈⁈




そうだ…



僕は








家猫になったんだ

家族の元に行くまで


ここで
ゆっくりしていいと言われた



残りの時間



ゆっくりしていこーじゃないか